全日本スキー連盟(SAJ)は27日、都内で臨時理事会を開き、昨年12月の米コロラド州遠征で大麻を使用していた未成年のスノーボード男子スロープスタイルで強化指定を受けている2選手に対し、競技者登録の無期限停止などの処分を決め、発表した。

 トリノ五輪スノーボード・ハーフパイプ日本代表で、現在はタレントの成田童夢(30)は後輩たちの不祥事について「スノボはちゃらけているとのイメージがある。だからこそ、しっかりしないといけない」と悔しそうに言った。選手の責任はもちろんだが、成田は指導者の監督責任に言及した。10代の実力者の多い競技。「ぼくが現役のころから若い選手を指導できる人が少なかった。指導者がしっかりしないと、ベースは変わらないし、また何回も繰り返す」と、危機感を口にしていた。