国際スケート連盟(ISU)が、4回転ジャンプの普及などフィギュアスケートで急激に向上している技術レベルに対応するため、採点で各技の出来栄え点の幅を広げ、より細かく評価する案を6月の総会で審議する方針であることが3日、関係者への取材で分かった。

 現在は3点からマイナス3点まで7段階で評価されるが、2018年平昌冬季五輪後のシーズンから10段階とする案について検討する。

 15~16年シーズンでは、男子の羽生結弦(ANA)が大技の4回転ジャンプを1試合で5度跳んで世界歴代最高得点の330・43点をマークするなどトップ選手の得点が上昇傾向にあり、ジャンプで上限の3点が出るケースも多くなっている。