ラグビー日本代表は11日(日本時間12日)のカナダとのテストマッチ(バンクーバー、26○22)を終え、12日(同13日)に帰路についた。

 バンクーバー国際空港から成田空港を経由し、次戦のスコットランド戦(18日、豊田ス)に向けてそのまま愛知に移動する。

 取材に応じたFB松島幸太朗(23=サントリー)はあらためて試合を振り返り、「途中で14人になっても勝てたことは価値がある。あとはミスを修正していければ」と手応えを語った。試合後の夜のミーティングではあまり細かい話はなかったといい、個人の課題としてタックル精度の向上を挙げた。「コミュニケーションはとれているので、タックルでもっと低く入る意識を持ちたい」と話した。

 カナダ戦では逆転のトライを奪うだけでなく、スピード感あふれるランで何度もチームを前進させた。それでも試合後は「ボールキャリー(ボールを保持しての走り)の部分がもう少し」と辛口の自己評価をしていた。昨年のW杯イングランド大会で唯一敗れたスコットランド戦に向け、「(キャリーを)もっと強くする」とさらにギアを上げることを誓った。