リオデジャネイロ五輪シンクロナイズドスイミング団体・デュエットの銅メダリスト乾友紀子(25=井村シ)が29日、20年東京五輪を目指す意向を示した。この日から神戸市内で3日間行われる「ミキプルーンはじめてシンクロ2016」にゲストコーチとして参加。4年後の五輪を最終目標に定め「成長したいことを見つけながら、1年1年やっていきたい」と素直な心境を語った。

 東京五輪開催時は29歳。現役屈指の経験値は2大会連続のメダル獲得へ、日本の大きな武器になる。リオ五輪後に今イベントの参加打診を受け、日本代表井村ヘッドコーチらと参加。子どもたちの「五輪見たよ」の声に乾もパワーをもらった。「私たちもメダリストに憧れた。少しでも魅力を感じてくれたらうれしいです」。普及面でも東京五輪は最大の好機。エースはまだ、歩みを止めない。