関西ラグビー協会の坂田好弘会長(73)が12日、25日開幕の関西大学リーグの一部をニュージーランド人レフェリーが担当することを明かした。大阪市内での同リーグの開催会見に出席し「今年はカンタベリー協会(ニュージーランド)とレフェリーの交流をしている。大学リーグ戦の笛も吹いてもらいます」と語った。

 ニュージーランド人レフェリーが担当するのは、25日の関大-関学大戦(鶴見緑地)と10月2日の摂南大-同大戦(花園)。25日はアシスタントレフェリーを務め、10月2日は主審の予定だ。関西協会では7月にカンタベリー協会へ、所属レフェリーの派遣を実施。反対にニュージーランドのレフェリーが来日する。先日、日本代表フッカー堀江(パナソニック)が訴えた19年W杯に向けたレフェリーのレベル向上においても、他国との交流は必要な過程かもしれない。

 一方の選手側は、英語でのコミュニケーションが必要になる。同大のフランカー山田主将は「英語は全くできません」と苦笑いしながらも「いつも通りやっていきます」。同大山神監督は「言われることをよく聞いて、自分たちがしっかりと反則(回避)に対する姿勢を見せたい」と語った。