2連覇を目指す同大の山神孝志監督(49)が、リオデジャネイロ五輪7人制日本代表バックアップメンバーのWTB松井千士(ちひと、4年)へ「はい上がり指令」を出した。この日は計14トライで開幕2連勝を決め、後半からは控え選手も躍動。「細かいミスは出たけれど、最後までチャレンジできた」と評価し、話題は右足付け根を痛めて欠場しているエース松井に移った。

 復帰時期に関しては「10月の最後あたりかな」と現状を説明。その上で「松井の仕上がりが悪いと、全く使う気はない。松井に頼らなくてもいいようになっているのが収穫。松井が(ポジションを)奪い取らないとアカン」と語気を強めた。

 昨年は7人制日本代表の活動から合流後に、いきなり先発出場するケースもあった。山神監督はジュニアリーグ(2軍のリーグ戦)からの起用も示唆。目標の日本一へ、チーム内での競争をあおっていく。