ロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長が近く退任する見通しであることが11日、分かった。タス通信などが報じた。

 国際オリンピック委員会(IOC)委員や2022年北京冬季五輪の準備状況を確認する調整委員長の任務は継続する予定。

 同会長の在任期間中にロシアは国家ぐるみのドーピング問題に揺れ、8月のリオデジャネイロ五輪は陸上代表がチームとして参加を禁じられた。「遅かれ早かれ、任務は終わる」と述べた。後任候補には女子棒高跳びの世界記録保持者で8月に現役引退を表明し、IOC選手委員に選出されたイシンバエワさんらの名前が挙げられている。