9月のジュニアグランプリ(GP)シリーズ日本大会3位の山下真瑚(13=グランプリ東海ク)が62・62点の高得点で3位に名を連ねた。

 今季ジュニアデビューした新星は、ルッツの着地のブレを反省し「いい点数だったんですけれど、『もうちょっと出せるかな』という点数でした」と初々しい笑顔で振り返った。

 山下は浅田真央、村上佳菜子らを育てた山田満知子コーチから指導を受ける中学2年生。本田真凜、紀平梨花らと争う今大会だが「まだ上の選手に並べない。もっと練習しないといけない」。それでも昨季世界ジュニア女王の本田真凜は「真瑚ちゃんや(白岩)優奈ちゃんはジュニアGPシリーズを一緒に出て、去年の自分を見ているみたい。負けていられないなと思います」と実力を認める。SPを終え、1位が坂本花織、2位に本田、5位に紀平。西日本規模の大会ながら高レベルな競演が、山下の成長に拍車を掛けそうだ。