女子ショートプログラム(SP)で最下位の11位だった永井優香(17=東京・駒場学園高)が、フリーで107・17点の7位と意地をみせた。合計は147・56点で11位だった。

 前日は「自信のなさが出てしまった」とジャンプやスピンなどでミスを重ね、40・39点とふるわず悔し涙を流した。だがこの日は、演技を流れるようにまとめた。滑り終えると口を手でおおい、目を潤ませた。「自分の出来ることは出来たと思うのでうれしい。昨日は本当に落ち込みすぎて、明日滑れるかと不安だったんですが、いろんな方から『自分らしく滑ってきて』と励ましの言葉を頂いた。ジャンプに気を取られないで滑ることができた」と笑顔で振り返った。