男子ショートプログラム(SP)が行われ、悲願の初優勝を狙う無良崇人(25=洋菓子のヒロタ)が自己ベストの90・34点で首位に立った。

 GPファイナル2年連続3位の宇野昌磨(19=中京大)は、前半のジャンプでの転倒が響いて88・05点で2位。田中刑事(22=倉敷芸術科学大)は85・68点で3位だった。

 24日に行われるフリーでは、首位の無良が23番目に滑走する。2位の宇野は最終24番目、3位の田中は22番目に滑る。

 今大会は来年3月29日にヘルシンキで開幕する世界選手権の選考(男女各3人)を兼ねていおり、優勝者がまず1人目として出場権を獲得。2、3人目は全日本選手権の2、3位、GPファイナル出場上位2人、全日本選手権大会終了時点でのISU世界ランキング上位3人などの基準から総合的に判断する。

 なお、インフルエンザのため欠場した羽生結弦(22=ANA)は、過去の成績から代表候補に挙がる見込み。