テニスの不正監視団体、TIUは9日、テニスの全豪オープン・ジュニア男子シングルスで準優勝の実績があるニック・リンダール氏(オーストラリア)に八百長行為で7年間の資格停止処分を科したと発表した。2013年のツアー下部大会で金銭の見返りに故意に負けることを申し出たという。TIUの調査への協力も怠った。

 28歳のリンダール氏は13年に引退したが、資格停止中はプロ選手としての復帰ができない。AP通信によると、リンダール氏は複数の友人が賭けを行った試合で故意に敗れたとして、罰金刑を受けた。