女子シングルスで、平野美宇(16=エリートアカデミー)が史上最年少となる16歳9カ月で初優勝を飾った。

 昨年と同じ日本のエース石川佳純(23=全農)との決勝戦。試合開始から今大会の勢いのまま、2ゲームを連取して、試合の流れをつかんだ。石川の反撃を受けて第3、5ゲームは落としたものの、ゲームカウント3-2で迎えた第6ゲームは11-5と圧勝。ゲームカウント4-2で、石川の4連覇を阻止し、悲願の初制覇を果たした。

 試合後のインタビューではおえつが止まらない。昨年のリオデジャネイロ五輪は代表から漏れ、補欠として同行。「リオに行けず、悔しくて絶対に優勝したかった」と涙をぬぐった。5月開幕の世界選手権(ドイツ)代表選出は確実。「中国人を倒してメダルを取りたい」と、リオ代表漏れの屈辱を晴らす決意だ。