高梨沙羅(20=クラレ)が今季6勝目、W杯通算50勝目を挙げた。

 1回目は96・0メートルで2位、2回目は97・5メートルの合計247・3点で優勝した。1月8日のオーベルストドルフ大会(ドイツ)以来の優勝となった。

 試合後、高梨は「やっと50勝目を迎えられて、ほっとしている。ここへ来た中では最後のジャンプが1番良かったと思う。良い方向に向けられて良かった。1本目は空中でバタつき後半まで持って行くことができなかったが、2本目は集中してた。空中フォームはそこまで悪くなかったので、次のヒンツェンバッハにつなげられたら良いなと思った。(蔵王では自分のジャンプを見失っていたとコメントしていたが)試合が続いているので、何本も続けて飛ぶ機会はないが、10本なら10本を安定して良いジャンプを続けられれば、自分の感覚になったと思うので、まずは今の状態のベストを尽くす事に集中していた。試合をこなしていく中で、良い方向に持っていけれたらと思います」と話した。