日本ゴルフ協会(JGA)は31日、2020年東京五輪のゴルフ会場となる霞ケ関CC(埼玉県川越市)について「一部で不正確で誤解を与える情報提供がされ懸念している」とした上で、同CCに在籍する212人の女性会員(週日会員)から待遇や施設利用面でクレームはなく「女性プレーヤーに対し十分に門戸は開放されていると理解している」とする文書を発表した。

 女性を正会員に認めていない点の改善を国際オリンピック委員会(IOC)が求めていることについては、国際ゴルフ連盟(IGF)、大会組織委員会、霞ケ関CCと対応を協議中とした。

 一部で東京都臨海部の若洲ゴルフリンクスへの会場変更を要望する声も出ているが、その理由に挙げられている暑さについては、五輪開催時期に実施された調査で、平均気温が都内臨海部と1度しか変わらなかったとするデータを紹介。観衆の休憩施設を多く設置することなどで対応できるとした。選手村から距離が離れている問題では、近隣に選手用の宿泊施設を確保することを含めて検討しているとした。