女子の高梨沙羅(20=クラレ)がW杯通算53勝目を挙げ、男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)が持つジャンプの歴代最多記録に並んだ。

 06年12月に16歳で初優勝し、14年12月まで歴代最多53勝を挙げた男子のシュリーレンツァウアーは今年1月、約1年の休養からW杯に復帰した。だが、今月5日のW杯オーベルストドルフ大会の予選で転倒し、右膝内側靱帯(じんたい)を損傷するなどして再び休養を余儀なくされている。復帰時期は未定の27歳は、高梨について「50勝以上するのは簡単ではない。最高の選手だ」とコメントしている。