初出場の17歳、ネイサン・チェン(米国)が、国際スケート連盟公認大会で史上3人目となるSP100点超えを記録した。

 ノーミスで演技を終えて103・12点。大技となった冒頭の4回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプを成功。4回転フリップも決めるなど、今季からシニアに参戦する注目の若手が実力を発揮した。「とても良かった。本当にすごい高得点で興奮している。うれしい」と笑顔を見せた。

 過去のSP100点超えは、14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22=ANA)と同五輪4位のハビエル・フェルナンデス(25=スペイン)だけ。チェンの成長は日本勢にとっても脅威となりそうだ。