フィギュアスケート女子で左股関節の疲労骨折のため、2月の4大陸選手権と札幌冬季アジア大会を欠場した宮原知子(関大)が世界選手権(29日開幕・ヘルシンキ)に出場する方向で調整していると15日、指導する浜田美栄コーチが明らかにした。浜田コーチは世界ジュニア選手権を開催している台北で取材に応じ、宮原が痛みの残る状態のために「直前までしっかり様子を見ていく」と現状を説明した。

 今季の世界選手権は来年2月の平昌冬季五輪の国・地域別出場枠がかかる。浜田コーチによると、宮原は出場の意欲を見せ、2連続3回転ジャンプなどの本格的な練習を再開しているという。