フィギュアスケートの世界ジュニア選手権女子シングルで初の200点超えを記録し、合計201・61点で2位に入った本田真凜(15=大阪・関大中)が19日、きょうだいからの祝福を明かした。

 18日のフリーから一夜明け、会場の台北アリーナでエキシビションに向けて準備。前日の演技後は連覇を逃した悔しさをにじませたが「10分ぐらいで切り替わった。今は大丈夫」と笑い飛ばした。

 フリーの演技直前には浜田コーチから「(日本で留守番する)紗来(さら)ちゃん、望結(みゆ)ちゃんに、いいお姉ちゃんを見せてきなさい」と送り出され、ノーミスの演技を披露。同じようにスケートに励む2人の妹や、兄太一(18)の存在が力になった。

 真凜 紗来はいつも辛口で、(17日の)ショート(プログラム)の後にも『最初のスピン、なんでレベル3?』って言われて…。太一は(18日の)フリーの前に「もう1本集中して!」ってメッセージが来ました。望結は試合の前になると考えてくれているのか、送ってこない。でも、試合後は褒めてくれる。良くなかったときには支えになる。いいバランスだと思います。

 そんな辛口な紗来からも、前夜は「すごい良かった!」と褒められた。この日はジュニア世界歴代最高の合計208・60点で初優勝したアリーナ・ザギトワ(14=ロシア)とも片言の英語で交流。刺激を胸に刻み「明日が試合でもいいから、早くシニアの試合に出たい。すごくワクワク」と声を弾ませた。