フィギュアスケートの2006年トリノ冬季五輪男子金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ(34)が31日、引退を表明した。タス通信などが伝えた。今後はコーチとして後進の指導にあたる意向という。

 02年ソルトレークシティー五輪、10年バンクーバー五輪で銀メダル、14年ソチ五輪では団体金メダルに輝いた。15年4月には18年平昌五輪を目指すと表明したが故障に苦しみ、昨年3月に頸椎(けいつい)ヘルニアの手術を受けていた。

 ロシアのムトコ副首相は「本物の偉大な選手で残念だが、スポーツとフィギュアスケートの発展に貢献し続けると期待している」と述べた。