王者が大会史上に残る大逆転劇で強さを証明した。ショートプログラム(SP)5位の羽生結弦(22=ANA)が、フリーで自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をたたき出し、合計321・59点で3季ぶり、日本男子としては初となる2度目の優勝。

 ◆世界選手権の逆転V 03~04年シーズンの新採点方法導入以降、SP5位から逆転優勝は羽生が初めて。これまでは06年カルガリー大会でSP4位から2連覇を達成したステファン・ランビール(スイス)が最高。羽生は前回優勝した14年日本大会も、3位からの逆転だった。