池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が25秒51と、自身の日本記録に0秒01迫る好記録で優勝し、世界選手権(7月23~30日、ハンガリー)代表に決まった。スタートからリードすると、息継ぎ1度で泳ぎ切った。

 昨年のリオデジャネイロ五輪代表の池江は「悔しい。日本記録を狙っていた」と話したものの「世界ジュニア記録なのでいい結果だったと思う」と笑顔もみせた。

 今大会はバタフライ2種目、自由形3種目の計5種目に出場し、女子初の5冠獲得を狙っている。まずは第1日、順当に1冠を獲得。「予選からしっかりいけた。明日以降も予選からしっかりといきたい」と5冠へ勢いをつけていた。

(派遣標準記録=26秒05)

 ◆世界選手権代表選考方法 個人種目は今大会の決勝で日本水連が定めた標準記録を突破して2位以内なら代表に決定する。昨年のリオデジャネイロ五輪で各種目日本勢最上位のメダル獲得者は、当該種目に出場すれば代表となる。男子200メートル、400メートル個人メドレーの萩野と男子200メートルバタフライの坂井が該当する。