男子プロバスケットボールBリーグ1部東地区4位のレバンガ北海道は19日、札幌市内で次節ホーム・アルバルク東京戦(22、23日)に向けた練習を公開した。選手兼社長の折茂武彦(46)は“黒子のバスケ”で今季4戦全敗の東京から白星を奪い、B1残留を確定させる。

 レバンガは現時点で総合13位。次戦北海道○、対象の16位富山●で残留プレーオフ(15~18位出場、うち2チーム自動降格)の回避が決まる。「他チームの状況を考えるより自分たちが勝って決めたい」と、折茂は対A東京2連勝に意欲を見せた。

 今季のチームの攻撃を「おもしろい」と、折茂はいう。昨季は得点力の高いジェロウム・ティルマン(29=現名古屋)に依存する場面が多かった。今季は全員でパスを回し、成功率43・9%(18チーム中8位)を誇るゴール確率でシュートを決める。「日替わりでヒーローが生まれている」と満足している。

 自身はどん欲に得点を狙いつつ、勝利のために守備を引きつける黒子役もいとわない。17日は東地区首位の栃木に今季初勝利。残留争いで優位に立った。「トップリーグで戦うことに意味がある。毎年継続させるのがチームと選手の責任」と折茂。チーム一体で攻め込み、地元ファンの目前で残留を決める。【西塚祐司】