世界選手権2連覇と、女子で絶対的な力を持つ17歳のメドベージェワがSPに続いてほぼ完璧な演技を披露して驚異の160点超え。

 世界選手権で出した自身の世界歴代最高点を6・06点も更新し「160点はもちろん想像もしていなかった。何も言えない」と、笑いが止まらなかった。

 「集中して心配、不安を一切断ち切った」と臨み、7度のジャンプをよどみなく決めて全て加点を引き出す会心の出来。悲運の女性を演じるプログラムにも完全に調和し、表現面を示す演技点は身のこなしで全ジャッジが10点満点をつけるなど全5項目で9・50点以上をマークした。「全力を尽くして出し切った」という女王があらためて存在感を示した。