日本が3大会ぶりに優勝したフィギュアスケート世界国別対抗戦のエキシビションが23日、東京・国立代々木競技場で行われ、男子フリー1位だった羽生結弦(22=ANA)、女子でフリー日本歴代最高の146・17点をマークした三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)らが今季最後の滑りをみせた。

 トリで登場した羽生は、今季のエキシビション「ノッテ・ステラータ」をしっとりと披露。その後、アンコールに応えて滑ったのは、今季のショートプログラム(SP)「レッツ・ゴー・クレイジー」。ステップを踏みながら、客席に向かって投げキスし、手に耳をあて歓声を求めるなど、ノリノリの演技で盛り上げた。エンディングでは何度も「ありがとうございました!」と感謝の思いを大声で叫んだ。

 三原は、敬愛する浅田真央さんの09-10年のエキシビション曲「カプリース」を自分流にアレンジしたものを披露。10日に現役引退を発表した浅田さんへオマージュをささげた。