準優勝に終わったウルフ・アロン(21)は「優勝を狙っていたから、悔しいですね」と唇をかみしめた。

 100キロ級の世界選手権代表は4回戦で元無差別級世界王者の上川に勝ち、準決勝では元全日本王者の加藤を退けたが、東海大の先輩との対戦となった決勝では延長突入後に両者の負傷で試合が中断。「作戦通りに向こうは疲れていたんで、あのインターバルがなければ」と、アゴの裂傷も気にせず話した。