「波乗りジャパン」が、メダル獲得へ4位を目指す!? サーフィン日本代表が16日、世界選手権(20日開幕)が行われるフランスに向けて出発した。男女6人の選手たちは、メダルを持ち帰るために成田空港で「4位以内に入る」と宣言。14年大会5位の女子のエース大村奈央(24)は「あと1つだったので今回は絶対にメダルを」と話し、昨年の世界ジュニア団体戦で初の銅メダル(4位)獲得に貢献した男子の田中大貴(18)も「目標はメダルです」と言い切った。

 4位に贈られるのは「カッパーメダル」。カッパーとは「銅」のことで、一般的な銅メダルを指すブロンズはスズが入った青銅だ。4人1組で得点上位2人が次のラウンドに進む世界選手権などでは、決勝も4人。ファイナリストをたたえるための「銅」メダルだ。

 五輪柔道は銅メダルが2人だし、フィギュアスケートの全米選手権など4位までメダルが与えられる大会もある。しかし、五輪の基本は3位まで。4位との間には大きな差がある。関係者は「東京五輪も4位までメダルにならないかな」と漏らしたが、さすがに難しそう。3年後のメダル獲得のために、サーフィン日本代表はまず決勝進出でのメダルを目指す。【荻島弘一】