世界9位の錦織圭(27=日清食品)が、世界の鉄人を返り討ちだ。先週のマドリードオープン3回戦に続き、2週連続での対戦となった同30位のフェレール(スペイン)に、7-5、6-2のストレートで快勝だ。

 フェレールは、今大会1回戦で、過去12人しかいないツアー通算700勝を達成。鉄壁の守備と、拾いまくる粘りで成し遂げた勝ち星だ。しかし、錦織は、その守備を2週連続で破壊。第1セットこそ、今大会初戦とあって硬かったが、第1セット4-5から5ゲームを連取して波に乗ると、ストレートで振り切った。

 3回戦では、同34位のデルポトロ(アルゼンチン)と対戦する。

 今大会の結果が反映される22日発表予定の最新世界ランキングで、28日開幕の全仏のシード順が決まる。