ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(20=クラレ)が1歳下の後輩に刺激を受けた。全日本スキー連盟の初の年間表彰式「スノーアワード」が18日、都内で行われ、W杯で2年連続4度目の総合優勝を飾った高梨がMVPに輝いた。

 表彰式では世界選手権のフリースタイルスキー・モーグルで2冠に輝いた堀島行真(19=中京大)ら他種目の選手と触れ合った。数少ない年下選手の快挙に「もっと頑張って上を目指さないといけない」と刺激を受けた。

 オフはハワイでトレーニングしたが、海、プールには見向きもせず、朝から山登りに向かうなど、体を動かし続けた。「平昌五輪で金メダルを取るための練習をしている」。金メダル候補だった前回ソチ五輪はまさかの4位。リベンジを懸けた五輪シーズンへ、すでに気持ちは高まってきている。