フィギュアスケート女子の10年バンクーバー五輪銀メダリストで、4月に現役引退した浅田真央さん(26)が30日夜に自身のブログで、ラフマニノフの曲を使った新演目「エレジー~スイートメランコリー~」、夏のアイスショーで滑ると発表した。

 バンクーバー五輪では「鐘」、14年ソチ五輪では「ピアノ協奏曲第2番」と、ともにフリーでラフマニノフの曲を使った。「思い入れのある作曲家です。自分のスケート人生をこの曲と共に滑り表現したい」と意気込みを記した。アンコール曲には、ララ・ファビアンの「ウインド・ビニース・マイ・ウィングス(愛は翼にのって)」を選び、「自分がここまで来られたのは皆さんが応援してくださったからです。どんな時も、支えてくださった一人一人の方に感謝し、滑りで私の想いを伝えます」とした。振り付けは13歳の頃からタッグを組むローリー・ニコル氏。

 2つのプログラムは、自身が座長を務めるアイスショー「ザ・アイス」(7月29~31日・大阪市中央体育館、8月4~6日・愛知県体育館)で披露される。「今回も良いプログラムができました。これからザアイスまで滑り込みます!スケート人生とザアイス11年の想いも込めて滑ります。皆さん、楽しみにしていてください」とコメントした。