1次リーグで日本が過去3度優勝の韓国を破り好スタートを切った。

 日本は第1Qに23-18とリードを奪うと、追いすがる韓国と激しい戦いを展開。第4Q残り1分で73-72と1点差に迫られると、ルカ・パヴィシェビッチ・ヘッドコーチ代行がここでタイムアウト。直後のプレーでポイントガードの富樫勇樹(23=千葉)が、値千金のジャンプシュートを決め、勝利を決定づけた。富樫は、チーム最多12得点、3アシストで勝利に貢献。アイラ・ブラウンが10得点、8リバウンド、比江島慎(三河)が10得点を挙げた。

 富樫は「レギュラーシーズンが終わってすぐの大会で、体力的にはきつかったが、この大会は勝ちにこだわった。(最後のシュートは)タイムアウトの時に、ルカが自分のためにプレーをつくってくれた。前のプレーでフローターシュートを外していたので、決められてよかった」と話した。

 大学生で唯一のメンバー、筑波大4年の馬場雄大は「韓国には(国際大会で戦って)知っているメンバーも多く、タフな試合だったが、勝ちきることができてよかった」と話した。パヴィシェビッチHC代行は「タフな韓国というチームを相手に、すばらしいプレーをしてくれた選手たちをたたえたい。Bリーグの長いシーズンを戦い、相手の情報も分からない中で、選手たちは自分たちの力を発揮してくれた」と、選手の頑張りをたたえていた。