ラグビーのフランス1部リーグ、トゥーロンでプレーするFB五郎丸歩(31)が、古巣のヤマハ発動機と契約し、2季ぶりに日本のトップリーグに復帰することが決定的となった。4日、関係者への取材で分かった。

 五郎丸は、得意のキックを武器に15年W杯で3勝を挙げた日本の躍進に貢献。16年2月に期限付きでスーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)に移籍し、同年6月にトゥーロンと契約していた。先発も経験したが、シーズンを通して出場機会に恵まれず、国内外で移籍先を探していた。

 ヤマハは08年から15年シーズンまで所属した古巣で、海外挑戦中もアドバイザリー契約を結ぶなど良好な関係を続けてきた。

 清宮監督も「(日本に)戻ってくるならヤマハだろう。苦労している息子がいれば、帰ってこいと言うのが当たり前」とチームへの復帰に前向きな姿勢を示していた。