最初の攻撃でQBウーズィーからパスを受けたオービックRB成瀬圭汰は、DBをかわす6ヤードTDで先制した。

 攻撃が手詰まりになったが、第2Qには70ヤードの独走TDランで火付け役になった。無名の名大出身も「日本一のチームで力を試したい」と昨季トライアウトを受験。今季入団し「一番倒れないRB」と評価は高い。守備は最後にTDされたが、残りはインターセプト1回にパント9回と封じた。攻守ともエンジン全開で、昨季準決勝で敗れたLIXILに完勝。新戦力も確実に成長を示し、古庄ヘッドコーチは「毎試合全力。春、秋関係なく全部勝つのが目標」と2年ぶりの王座奪回を確信していた。