リオ五輪柔道金メダリストのベイカー茉秋(22=日本中央競馬会)が、東京五輪での「2冠」獲得を宣言した。東京・千代田区出身のベイカーは10日、五輪旗とパラリンピック旗が各地を巡る「フラッグツアー」のアンバサダーとして同区でイベントに参加。前日に新種目に加わった団体戦について「一丸となって戦えるから好きだし、五輪でやれてうれしい。団体でも優勝を狙う」と話した。

 混合団体の階級は男女各3。リオ五輪の当該階級で日本は全員メダルを獲得したが、続くのはフランスやジョージアなどの2個。日本の「金メダル確実種目」と言ってもいい。「井上監督も団体には熱い思いを持っている。日本に勢いをつけ、大会を盛り上げたい」とベイカー。脱臼した右肩を4月に手術してリハビリ中なだけに「しっかり治して、まず来年の世界選手権を目指したい」と話していた。