2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は12日の理事会の冒頭で、同五輪で柔道混合団体や卓球混合ダブルス、バスケットボール3人制などの新規採用が決まったことを歓迎しつつ、実施種目が321種目(追加種目を除く)となり、国際オリンピック委員会(IOC)が上限としてきた約310種目を上回った点は「少し疑問に思っている」と述べた。

 森会長は実施種目が出そろった9日のIOC臨時理事会の前にコーツ副会長と電話で話したことも明らかにし「(新種目選定で)会場の整備や競技日程などで日本側に大きな負担がかからないよう、十分配慮していただきたいということをお願いした」と語った。