12年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪柔道男子100キロ超級金メダルのテディ・リネール(28=フランス)がリオ大会後の激太りを明かした。

 14日、東京・講道館で行われた国際合宿に参加。稽古後、取材に応じ「五輪後はいっぱい休んだ。休みは大切。何もせず家族サービスして、たくさん飲んで食べた」とにやけた。

 身長204センチ、体重137キロで臨んだリオ大会。長期休養で最大28キロ増の165キロまでになった。現在は稽古や軍事キャンプなどで145キロまで減量した。約1年ぶりの実戦となる世界選手権(8~9月、ブダペスト)までには、リオ大会と同じ137キロまで絞るという。

 国際合宿では、世界選手権で対戦する可能性がある王子谷剛志や原沢久喜らと乱取りをした。「原沢と王子谷は昔から知っているけど、王子谷とは試合したことないから早くしたい。練習もしているし、かかってこい。出る大会は全て優勝する」と8連覇の自信をのぞかせた。

 20年東京五輪については「野村(忠宏)さんの五輪3連覇を目指す。できれば4連覇したい」と、“絶対王者”らしく道場に訪れた野村氏を横目に言った。