ノルディックスキー・ジャンプ男女の合同合宿が19日、札幌・宮の森ジャンプ競技場でスタートした。

 男女のエース葛西紀明(土屋ホーム)、高梨沙羅(クラレ)は参加していないが、3日間の日程で、来年2月の平昌五輪に向けた有力選手が参加し、ジャンプ練習の他、サプリメントの説明会や食品講習会などが行われる。

 女子で昨季の世界選手権で銀メダルを獲得した伊藤有希(土屋ホーム)は、6回のジャンプを飛んだ。今オフ、ジャンプ練習を行うのは5回目でここまで約30本のジャンプ練習を行っている。「去年よりは滑り出しがうまくいっている。毎日テーマを持ってやっていきたい。冬に向けた準備をしっかりしていく」と気持ちを高めた。

 男子で14年ソチ五輪団体銅メダルの伊東大貴(雪印メグミルク)は、他選手がジャンプを飛ぶ中、1人陸上トレーニングで汗を流した。ジャンプ練習は「あと1週間くらい体を作ってから」と話し、体幹トレーニングなどを行った。「今年はケガもなく順調にトレーニングをやれているのがいい。会社もサポートしてくれているのでそれに応えられるように頑張りたい。個人のメダルを目指す」と力強かった。