各種目の決勝が行われ、日本勢対決となった女子シングルスはリオデジャネイロ五輪銅メダルの奥原希望(日本ユニシス)が第3シードの山口茜(再春館製薬所)を2-1で破り、昨年の全英オープン以来通算4度目のSS優勝を成し遂げた。

 ダブルスの女子はリオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)、男子は園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)が勝ち、SSで全5種目のうち日本勢初の3種目制覇を果たした。

 高橋礼、松友組は五輪決勝と同じ対戦で銀メダルのカミラ・リターユヒル、クリスティナ・ペデルセン組(デンマーク)を2-0で退け、8度目のSS優勝。園田、嘉村組はヘンドラ・セティアワン(インドネシア)タン・ブンホン(マレーシア)組を2-0で下し、2度目のSS制覇。

 ◆奥原希望 「とてもうれしい。(故郷)長野県で地震があり、いいニュースを届けたかった。日本人同士の高いレベルの試合を見せることができた。けがから優勝まで戻って来られたことを自信にしたい」。

 ◆山口茜 「ミスが多かったが、第3ゲームでは少しいい試合ができた。実業団の団体戦や世界選手権では集中力がない試合にならないようにしたい」。

 ◆高橋礼華「(前週の)インドネシアの大会で1回戦負けしたことに気持ちの整理ができた。昨日の準決勝、今日の決勝と勝つことができ、本当に良かった」。

 ◆松友美佐紀「スーパーシリーズで優勝できてうれしい。(8月の)世界選手権に向けてレベルアップしたい」。

 ◆園田啓悟「1回戦からストレート(勝ち)で来た。状態は良い。スピードやレシーブをさらに向上させたい」。

 ◆嘉村健士「スーパーシリーズで優勝したかったので良かった。(8月の)世界選手権につながる試合ができたので、メダルが取れるように2人で頑張りたい」。