卓球男子日本代表の倉嶋洋介監督(41)が14歳になる張本智和(エリートアカデミー)に対して、さらなる大物食いを期待した。

 26日、ワールドツアー、中国オープンから成田空港に帰国。27日に14歳の誕生日を迎える“怪物”について「14歳の年も、この1年間のような伸びを期待したい。ケガだけが心配。今は誰が相手でも勝つ可能性がある」と称賛した。

 張本は新プロリーグ「アジア太平洋リーグ」に出場するため、マレーシアに移動した。倉嶋監督によると、中国オープン男子シングルス1回戦で張本が破った元世界ランキング1位ウラジミール・サムソノフ(41=ベラルーシ)、同じく元1位で準決勝で張本を破ったティモ・ボル(36=ドイツ)ともに「こんなに強くなったのか」とその急成長ぶりに驚きを隠せなかったという。

 「世界ランキング1桁の選手も13、14歳と思って戦っていない」と倉嶋監督。世界のトップからマークされ、警戒される中、14歳になっても勝利の雄たけび「チョレイ」連発が期待される。