日本ラグビー協会は26日、鶴ケ崎好昭(パナソニック)と7人制の専任契約を結んだと発表した。15人制トップリーグのチームに所属しながら、年間150~200日に及ぶ7人制の代表活動などを優先する内容。2020年東京五輪に向けた強化を進められるよう選手を確保するのが狙いで、同様の契約は初めて。

 青森県出身の鶴ケ崎は16~17年シーズンの7人制男子国際大会、ワールドシリーズに日本代表として出場。7人制の活動期間外にはトップリーグにも出場することができる。契約期間は今年4月から来年8月まで。

 協会は今後も7人制専任契約を増やしたい考え。7人制の本城和彦強化委員長は「7人制に特化してプレーをできる環境の整備が(五輪での)メダル獲得の必要条件。鶴ケ崎選手に続く選手が出てくることを期待する」とコメントした。