追加種目のメダル候補たちが、20年東京五輪での活躍を誓った。大会の準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会と大会組織委員会の第4回会合が28日、都内で始まり、初日には会場視察を実施。コーツ委員長らが追加種目のスポーツクライミング、スケートボードの会場となる東京・江東区の青海(あおみ)アーバンスポーツ会場を視察した。

 お台場の「ヴィーナスフォート」に隣接した会場で調整委員を迎えたのは、スポーツクライミングの楢崎智亜(21)野口啓代(28)スケートボードの戸倉大鳳(14)西村碧莉(15)、同会場でパラリンピックの競技が行われるブラインドサッカーの川村怜(28)。戸倉と西村は、組織委の森会長らにスケートボードの妙技を披露した。

 昨年、世界選手権のボルダリングで優勝した楢崎は「まだ壁はないけれど、五輪が近づいてきた感じ。ワクワクしています」。4月の第1回日本選手権で優勝した西村は「最高のパフォーマンスをして、スケートボードを知ってもらうきっかけにしたい」と話していた。