レスリング世界選手権(8月21~26日、パリ)の日本代表が28日、愛知・大府市の至学館大レスリング道場で男女合同合宿を公開した。男子フリー、グレコローマン、女子の各階級が集まり、栄強化本部長は「男子も女子の練習を経験したいという声があって実現した。お互いに高め合って、世界選手権では5個のメダルを持って帰りたい」とあいさつした。

 練習ではコーチの吉田沙保里がひときわ大きな声で男子選手を鼓舞。至学館大名物のロープ登りでは、男子エースの高谷惣亮(28=ALSOK)にハッパを掛け、盛り上げた。高谷は「女子は厳しい練習になるほど元気になる。男子は格好つけちゃうけど、そういうところが新鮮です」と、新しい空気に触れた様子。また、女子55キロ級は奥野春菜(18=至学館大)が世界選手権代表に選出され、男女全24階級で代表が決まった。