フィギュアスケートと女優を両立する本田望結(みゆ、13)紗来(さら、10)の姉妹が8日、JR大阪駅(大阪市北区)でのイベントに出席した。望結が一日駅長、紗来が一日副駅長となり、居合わせた約400人にホーム転落事故防止などを訴えた。

 JR西日本のイメージキャラクターを務めて3年目になる望結は「身が引き締まって、背筋がピンとする」と語る制服姿で「スマートフォンを使用しながら歩いていると、視野が狭くなってしまいます」などと笑顔で注意喚起。紗来も「自撮り棒を使っての撮影はおやめ下さい」と事故を未然に防ぐことの重要性を伝えた。

 夏場は酒の飲み過ぎや熱中症などの体調不良で、ホームからの転落事故が増えると言われている。JR西日本は6月17日~8月31日を「夏期のホーム転落防止キャンペーン」に設定し、望結と紗来は啓発ポスターや動画に登場。動画は駅や車内のディスプレー、テレビCMでの放映を予定している。

 多くの拍手を受けた望結は「以前から(事故防止を)気をつけていたけれど、イメージキャラクターになってから、特に気をつけています。声掛けがすごく大事。プライベートの時も荷物を持ったり、(周囲への)声掛けを心がけていきたい」と一日駅長で思いを新たにしていた。