カーリング女子の人気選手で9月に平昌冬季五輪代表決定戦に臨むLS北見の本橋麻里選手(31)が、今季は控えに回ってチームを支えることになった。

 12日に合宿中の北海道北見市で取材に応じ「自分には経験がある。一歩引くことで見えるものがある」と述べた。

 本橋選手はチーム青森で五輪2大会に出場。チーム最年少の19歳だった2006年トリノ大会は「マリリン」の愛称で人気を集め、10年バンクーバー大会も注目された。同年に故郷の北見市でLS北見を創設。15年の出産後は裏方に回ったが、昨季途中に本格復帰して日本選手権などに出場した。今年2月の札幌冬季アジア大会では日本選手団の主将を務めた。

 重い決断だが「話し合った結果、気持ちを新たにこの態勢で臨もうということになった。突然試合に出る準備もできている」とチーム全体の意思を尊重したという。