「フェアリージャパン」こと新体操団体代表が13日、東京・国立スポーツ科学センターで公開練習を行った。

 8位入賞した16年リオデジャネイロ五輪後に入れ替わった新メンバーで、フープとロープ・ボールの息のあった演技をそれぞれ披露した。また、演技に合わせた新メーク(化粧)も発表した。テーマは“誘惑”。目力を強めるため、アイラインは二重に、さらに目尻にかけてはね上げる「キャットライン」に仕上げた。また、目元には流行の緑色を入れ、より深いまなざしを作っているという。山崎浩子強化本部長(57)は「前のチームより背が小さいので子どもっぽく見えてしまうが、(メークで)ちょっと大人っぽくなった」と満足そうに話した。

 目指すは、8月の世界選手権(イタリア・ペサロ)での日本団体42年ぶりとなる総合でのメダル獲得だ。今年6月のチャレンジカップ(スペイン・グアダラハラ)では種目別フープで優勝。続くアジア選手権(カザフスタン・アスタナ)でも種目別ロープ・ボールで優勝するなど、手応えは感じている。主将の杉本早裕吏(21)は「(東京五輪に向け)1年目から総合でメダルを取りたい。まだ3位ギリギリの状況だが、1人1人は前向き。メダルを取りたいという気持ちです」と生き生きと目標を語った。