新しい車いすで大会に臨んでいる上地結衣(エイベックス)は、4大大会全制覇が懸かったシングルスで無念の準決勝敗退。しきりにドロップショットを使ってきたエラーブロックを崩しきれず「要所で判断に差があった。技術力の問題」と道具のせいにはせず、唇をかみしめた。

 全仏オープン決勝では下した相手に対して第1セットは5-1、第3セットは4-1とリードしてから逆転を許した。「ラリーをするよりもポイントが早く欲しいと思ってしまった」と攻め急ぎを反省した。