男子テニスの元世界ランキング1位で、4大大会通算12勝のノバク・ジョコビッチ(30=セルビア)が26日、右肘の治療のため17年の残りシーズンを欠場すると、自身のフェイスブックで明らかにした。16日に閉幕したウィンブルドンでは右肘の痛みを訴え、準々決勝で途中棄権していた。

 ジョコビッチは「世界中の医師や専門家に話を聞き、薬も試したが、故障は悪化した。私には休みとリハビリが必要。プロとして簡単な決断ではないが、前向きに考えた」と説明。この1年半、痛みを抱えながらプレーしていたという。手術の必要はなく、年明けには復帰できる見通し。

 8月28日開幕の全米も出場せず、05年全豪以降、4大大会に51大会連続出場してきた記録が途絶える。ビッグ4ではフェデラー(スイス)も昨年7月から膝の治療のため残りシーズンを欠場。今年1月の全豪で復帰し、いきなり優勝した。