「第2の五輪」と注目されているワールドゲームズの空手の男子84キロ超級で優勝した香川幸允(ひでよし、29=テアトルアカデミー)が28日、ポーランドから帰国した。

 同大会の空手の最重量級を制したのは、日本勢男子初の快挙だった。「世界大会で成績を残さないという気持ちで臨んだ。やっている時は考えてなかったですが、うれしい」と話した。約1年前からフィジカルトレーニングをメニューに取り入れた。体の大きな海外選手にも、当たり前しなくなっただけでなく、体力がつき、試合を重ねてもバテなくなったという。「集中できて、結果につながった」と語った。

 普段は芸能事務所テアトルアカデミーで事務作業を行う。所属する人気子役・鈴木福(13)の15年8月のオフィシャルブログには、香川が鈴木を肩車する写真が掲載されている。鈴木とは事務所で会えば、仲良く話す間柄。「応援もらっている。こっちもうれしい」。超売れっ子に負けないぐらいの活躍をして、20年東京五輪へまい進する。