役員人事などを巡る内紛で混乱する日本ハンドボール協会は30日、東京都内で臨時理事会を開き、不適切な会計処理疑惑で解任動議が出されている一部幹部の調査結果をまとめる時期について、当初見込んでいた8月上旬から同下旬にずれ込むことを確認した。

 協会関係者で構成する調査委員会と弁護士ら外部メンバーによる第三者委員会が事実関係を調べ、最終的に第三者委が報告書を作成する。先送りされている次期役員選出は9月下旬から10月上旬となる見通しだという。

 内紛騒動は渡辺佳英会長が6月の評議員会で蒲生晴明副会長兼専務理事と事務局長に対し、緊急の解任動議を提出したことに端を発した。