18年平昌五輪を目指すスノーボードの有力選手が参加した第1回合同合宿が31日、都内の国立スポーツ科学センターで公開された。

 午前中は陸上トレーニング、午後から隣接するナショナルトレーニングセンターで記者会見が行われた。

 14年ソチ五輪男子ハーフパイプ銀メダルの平野歩夢(18=バートン)は今年3月のUSオープンで転倒し、左膝と肝臓を痛めた。一時は歩くことも苦しかったというが「脚にどう負担をかけずにやるか、自分なりに工夫して考えた。スノーボードとしては、思っていた以上に(本来の滑りに)追いついてきたので、安心できている状況。マイナスではなかった」と前向きに捉えた。

 同五輪で銅メダルだった平岡卓(21=バートン)は、隣の平野に時折目をやりながら「基本的には何事も負けたくない。結構やろうとしている新技ができてきている。ルーティンを五輪までに高めていきたい」とキッパリ。

 今季初戦となる9月のW杯開幕戦(ニュージーランド)に向け、平昌五輪金メダル候補の2人が充実ぶりを示した。