2024年夏季五輪招致をパリと争っていたロサンゼルスが国際オリンピック委員会(IOC)と28年の開催で合意したことが7月31日、分かった。AP通信など複数メディアが報じた。パリが24年大会の開催都市となる。

 IOCは7月の臨時総会で、24年大会開催に立候補したパリとロサンゼルスを、24年と28年の開催都市に振り分ける異例の同時決定案を承認していた。

 パリが100年ぶり、ロサンゼルスが44年ぶりで、ともにロンドンと並ぶ最多3度目の五輪開催が確実となった。IOCは9月の総会(リマ)で正式決定する。

 近年は財政負担に対する住民の反発で五輪招致から撤退する立候補都市が相次いでいた。危機感を強めるIOCは、両都市と振り分けを協議し、8月中の合意を目指すとしていた。